キッチンリフォームは何年が目安?タイミングと注意点について徹底解説
キッチンリフォームは何年が目安?タイミングと注意点について徹底解説
憧れのキッチン、理想のキッチン。そんな言葉をよく目にしますが、なぜ憧れや、理想が前につくのか。その理由の一つには、キッチンを主に使われる方の要望に反して、その恩恵を受ける側、つまり普段あまりキッチンを使わない方がたの理解力のなさが挙げられるのではと思います。
長年に渡って使い続けたからこそ分かる使い勝手、独自の工夫やアイデアで乗り越えてきたけれど、さすがにもう限界に感じられることもあるでしょう。
形あるものはいずれ崩れると言いますが、キッチンが使えなくなってしまうと、生活の質や、家族関係といった形の無いものも崩れかねません。
毎日の食事を美味しくいただけるのは、良いキッチンのおかげ!ということで、今回は、キッチンリフォームのタイミングや、注意点などをご紹介いたします。
1.はじめに
キッチンの傷みって考えられたことありますか?シンクの変色や、コンロ周りの油汚れ、床に付いた傷などのいわゆる経年劣化した目に見える部分に気づかれることは多いと思います。
ただ目に見えていない部分、フードの先の配管の油汚れや、シンクの下の木材等、普通に使えていても徐々に汚れや傷みが進行しているものについては、普段の掃除だけではカバーしきれないこともあるでしょう。
そういった厄介な問題も使用のたびに、解決できれば良いのかもしれませんが、家事を専業にされている方でも難しいところかと思います。
人生に限りがあるように、ものにも限りがある。
何十年と使ったキッチンを新しくすることは、決して過去を塗り替えるだけものではありません。長い間使ってきたからこそ、ようやく分かった本当に必要な機能や設備。
変えがたい価値はその発見にこそあり、ぜひリフォームの際に活かしていただければと思います。
2.キッチンリフォームのタイミング 〜何年がベスト?〜
・標準的な耐用年数
さて、では実際にキッチンをリフォームするタイミングっていつが良いのでしょうか。一般的に言われているのが、使用し始めてから10年〜20年程度。かなりアバウトな数字ですよね。というのもこの数字は耐用年数になり、使用頻度、使用方法、キッチン自体品質など要素は一概に言えないためあくまでも目安にしかなりません。
・キッチンリフォームの目安
耐用年数以外の目安となるものもいくつかありますので、ご紹介します。
-使い勝手の良さ
キッチンを使っているうちに浮上してくる問題によく挙がるのが、作業スペース不足や導線の悪さ。白物家電を中心に一度配置してしまったキッチン家電は、設置後なかなかレイアウトを組み直すことが難しい場合もあるでしょう。知恵や工夫でなんとか解決できる問題もあると思いますが、それにも限界があります。
-機器や設備の機能不全
特にフード周りや、水回りの機器は経年によって不具合が発生してしまう部分です。このような部分の不具合を感じられたら、他の部分にも傷みが生じ始めているかもしれません。
機器や設備の寿命を考えると、こういった不具合が出始めたら、そろそろシステムキッチンの一新を検討するタイミングになっていると言えるでしょう。
-ライフスタイルの変化
退職や、子どもの手離れ、介護や同居の始まりといった家族構成が変わるタイミングにリフォームを検討されても良いでしょう。家事負担の増減や生活習慣の改善など、家族の構成に合わせて最適なキッチンを設えてみるのもおすすめです。
3.設備別の耐用年数とリフォーム時期の目安
ざっくりとキッチン全体から目安を考えてみましたが、ここからケースバイケースでさらに具体的に設備の耐用年数とリフォームの目安について深掘りしてみたいと思います。
設備ごとに大体の耐用年数と不具合の目安を把握しておかれると、リフォームだけでなく、修理や交換のタイミングの判断基準にもなります。修理かリフォームかといった判断の際、参考にしてみてはいかがでしょうか。
・ガスコンロ(耐用年数・・・10〜15年)
ガスコンロの不具合は、火事などの重大な事故につながりかねません、異臭がする、火力調整ができない、火がつかないなどの症状が出始めたら修理かリフォームを検討しましょう。また頻繁に掃除を行わず油汚れがひどく付着している状態は、見た目も悪く、火事のリスクも上がっています。経年による汚れは簡単に除去できなため、手間や時間を考えて買い替えを検討しましょう。
・IHクッキングヒーター(耐用年数・・・10年〜15年)
IHクッキングヒーターについてもガスコンロと同様に電源や温度調節機能の異常がないか気にかけておきましょう。IHクッキングヒーターはコンロに比べると掃除しやすいのですが、ガラストップには毎日の使用による衝撃が蓄積しヒビなどが入ってしまうこともあるため、日頃の使用時には注意しましょう。
・シンク (耐用年数・・・15年〜20年)
シンクの場合には、目立った変色や退色、サビやひび割れなどが気になりはじめたらリフォームの検討をおすすめします。
・水栓(耐用年数・・・8〜10年)
水栓はいわゆる蛇口のことです。水栓の不具合でよくあるのが、水漏れ、ガタつきなどです。
また、蛇口の開閉がうまくできなってきたといった場合も交換時期の目安になります。
・レンジフード(耐用年数・・・10〜15年)
レンジフードに不調が出始めたら注意が必要です。運転時の異音、換気能力の低下といった状態で使い続けると、火災や一酸化中毒などの重大な事故につながりかねません。日々のお手入れを心がけていても、予防しけれない部分もあるため、不調の兆候が見えはじめたら交換を検討しましょう。
・冷蔵庫(耐用年数・・・約10年)
冷蔵庫に関しては、直接的に関係ありませんが、大型のキッチン家電ということで、新調する際に合わせてキッチンリフォームの検討をされてみるのもおすすめです。
このように機器や設備によってリフォームのタイミングはそれぞれ異なり、個別に対処するよりもまとめて新調した方が効率的で、経済的にも良い場合も。
10年を目安に一度検討されみることをおすすめいたします。
4.キッチンリフォームの会社選びと相談のタイミング
実際にリフォームを決心された場合の次のステップが業者選びになるかと思います。価格の問題や、信頼度等考えることがたくさんある上に、業者選びとなるとさらに大変なことになると思いますので、業者選びの簡単なコツを少しだけご紹介いたします。
・会社の実績を見る
まずは複数件ご近所の業者を見立てましょう。その上で各会社のHPなどからキッチンリフォームの実績を確認されるのが良いと思います。見るポイントとしては、工事の進捗が正しく伝えられているか、アフターサービスなどを含めて口コミや評判はどうか、といったところです。
・見積もりで比較する
予算がある程度決まっている場合は複数の会社に見積もりを依頼しましょう。見積書の書式、項数の割り方や、設定価格などからも会社ごとの特徴が現れます。
ただ極端に価格の安いケースや大手からの下請け先の二次業者に依頼する際には注意が必要です。リフォーム会社はたくさんあり、工事自体も依頼者によって異なりますが、目安となる価格帯は一定です。その価格帯を極端に外れている場合、その安さには何か理由があり、最悪のリフォーム結果になってしまうことも。価格比較は大切ですが、安いという理由だけで決められるのはおすすめできません。
5.おわりに 〜キッチンリフォーム成功のポイントとタイミング〜
最後に改めて今回のポイントをおさらいすると、
・設備や機器の不具合の兆候が出始めたら耐用年数を逆算し、その他キッチン全体の機器に不調のサインが出ていないか確認する。
・引越しや、退職など家族構成の変化のタイミングと併せてリフォームを検討してみること。
といったところでしょうか。色々と書いてしまいましたが、以上がキッチンのリフォームタイミングの目安とその注意点のご解説になります。
当社ではキッチンを始め、浴室など水回りに関するリフォームのご相談を一手に引き受け、東京羽村市を中心に多くの実績を積み上げてきました。
お客様のご希望、ご要望をしっかりとお伺いし、納得していただける施工をお客様と共に、実施したいと考えております。キッチンリフォームをご検討中の方はぜひ一度当社にお問合わせください。