後悔しないキッチンリフォームのポイント7選 失敗例も徹底解析

後悔しないキッチンリフォームのポイント7選 失敗例も徹底解析

後悔先に立たずとは言いますが、ことキッチンなどの工事は出来上がってからでは変更できないといった不安要素が多いものとお考えの方も多くいらっしゃるかもしれません。事実、リフォーム後には、「あまり大きな声では言えない、あるいは他人には打ち明けられないけれど、実は・・・」といった本音を耳にすることがあります。
今回はそんな不安感を打ち消すべく、過去の失敗事例から解決案と失敗しないためのリフォームのススメを徹底解析いたします。

よくあるキッチンリフォームの失敗例&解決案7選

1.導線が思っていたのと違った

出来上がったキッチンが思っていたよりも使いづらいといったことは残念ながらしばしば起きてしまいます。しっかり考えたのになぜか腑に落ちない、原因の一つに挙げらるのは設計段階で自分のプランに固執しすぎてしまうこと。良いリフォーム会社と相談の上で工事に進まれたのであれば、打ち合わせの段階で何か指摘やアドバイスがあったはずですし、もしそのアドバイスが無かったとするとそれはリフォーム会社の努力不足とも言えるでしょう。
リフォーム会社としてもお客さんの理想のプラン、こだわりのポイントに横槍を入れて機嫌を損ねてしまうのは避けたいところです。工事の依頼者として、施工側が意見を萎縮することなくアドバイスしてもらえるように適度な配慮が必要になるポイントかもしれません。

2.費用を抑えたがために、満足のいく結果が得られない

リフォーム費用を詰めて、低コストで理想を実現したいと考えられる方は多くいらっしゃると思います。事実リフォーム会社も仕事で請け負っているため後になって要らなかったといった機能や設備を提案することもあるかもしれません。
それ故、ご自身の予算と照らし合わせながら現実的なリフォームプランを計画されるのは良いことなのですが、検討を進めていくうちに、本来求められていた理想像から徐々にいかにコストを削減できるかといった目的にシフトしていってしまうケースも。
その結果、コストカットゲームには勝てたものの、その結果得られたものは散々たるキッチン。ということもあるでしょう。
そうならないためには、まずリフォームで達成したいことを箇条書きでも良いので残しておくことです。その上でコストカットゲームに興じ、頃合いを見て一度原点を振り返ってみることで、気づくことがあるかもしれません。

3.収納が足りない

近年人気を集めているアイランドキッチンや、ペニンシュラキッチンのリフォームを検討されている方は特に注意が必要なポイントです。両者とも広々とスペースを使えたり、シームレスにダイニングにアクセスできたりといったメリットがありますが、収納に関してはI型やL型に比べ劣る側面があります。
解決法としては一般論的な対処策になってしまいますが、キッチンツールを検討し直し量を減らすこと。近年は「炊飯ジャー + 圧力鍋」、「オーブンレンジ + トースター」といったように兼用して使える機能を持ったキッチン器具も販売されています。 使い慣れたタイプのキッチンから、タイプを変えてリフォームを行う際には、リフォーム後の収納容量を検討しておき、明らかに足りなくなることが予想できるのであれば、器具を含めて買い直す、それに使える予算も確保しておく必要があるでしょう。
またどうしてもリフォーム後の収納が気になる方は、思い切ってリフォーム会社に思いの丈をご相談されると、意外にあっさりと解決法が知れることもあるかもしれません。

4.油汚れが目立つようになった

壁紙や床材などを白を基調とした色のものに変えると、以前よりも汚れが目立つようになったという声はよく耳にするお悩みです。またアイランド系キッチンは他の部屋からの見通しも良くなりますので、自ずと汚れに気づくようになるといったご自身に起こる変化が関係している側面もあるでしょう。
この問題についても、事前の検討段階で目立たないような色を選ぶなどの対策案が考えられますが、せっかくリフォームしたのだから油汚れ自体を抑えるような工夫を考えたり、目立つようになったという解釈を、ひどくなる前に気づけるようになったといった解釈に置き換える、マインドの変化として受け止めたほうが良いかもしれません。
具体的には、油はねを抑えるための下ごしらえ面での工夫、揚げ物をする際は水気をよく切り、食材に切り込みを入れた上で揚げ専用の鍋を使う。併せて油はね防止グッズを使われると効果的です。

5.結局使えていない食器洗い機問題

リフォームの際によく加えられるのが食器洗い機です。展示場などで実演を見るとその便利さに驚かれ是非加えたいと思われる方も多いと思います。食器洗い機についは各個人の利用頻度や時間的な余裕といった条件によって有要不要が左右されるものになるでしょう。また今は子育てや他の火事に忙しくて猫の手も借りたいという状況であっても、環境の変化や、家族構成の変化、家族の成長などによって要らなくなることも考えられます。
加えて、食器洗い機を備えれば家事の絶対量が減るばかりとは限らない点にも注意されておいたほうが良いでしょう。食器を洗うこと自体は食器洗い機がやってくれますが、食器洗い機自体のメンテナンスやクリーニングは定期的に行わないといけなくなりますし、洗浄中の騒音や電気代も発生します。
食器洗い機を導入されることを検討中の方は、もう一度じっくりと本当に必要になるのかどうかを検討されることをオススメいたします。

6.家電のコンセントが足りない

キッチン家電の使用にはコンセントが必要になります。設計時に想定していた数を下回った場合は良いのですが、コンセントを必要とする家電の増加は家電の高性能化の流れを考慮すと、増加して必要になるであろうことは大いに考えられます。
場当たり的に延長コードなどで対応することも可能ですが、せっかくスッキリしたキッチンがまたごちゃつくことになり、見た目にも安全面でもオススメできません。
今は足りているから使わないではなく、もしかすると使うことになるかもしれないといった姿勢でコンセントの増設を併せて行われても良いかもしれません。

7.床下収納の利便性が活かせない

アイランドキッチンなど収納力が従来のタイプよりも落ちてしまうリフォームを行う際、解決法として床下収納を検討されるケースがあります。
普段からあまり使わないものを収納する際には便利な床下収納ですが、頻繁に出し入れするものを収納するには全く適しておらず、開閉の手間や、作業スペースなどへの干渉を考えると不要のものになりがちです。
床下収納を増設される際には、どうしてもそこに入れたいものがある場合以外は、できるだけ他の収納で補えるように検討されることをオススメします。

後悔しないキッチンリフォームためにできること

失敗事例を見てきましたが、こういったケースを避けるために大きくどんな流れでリフォームに臨めば良いのかをざっくりとご紹介いたします。

1.優先度を順位付けする

まずはリフォーム後のキッチンに何を求めるのか、そこをはっきりとさせておきましょう。箇条書きなどでも構いません。リストアップできたら、今のキッチンと比較してみることも大切です。リフォーム後に後悔してしまうのは、不要なものが出てきてしまったり、思い描いたキッチンと異なる点に気づいてしまうからです。
それを未然に防ぐためには、まずリフォーム後のキッチン像を固めることが肝心です。

2.想像では分からない部分を補う

キッチンの主目的は調理を行うことなので、机の上では分かりかねる部分もあると思います。また理想像をうまく描けないといった方もいらっしゃるでしょう。そういう場合は一度ショールームなどで実際のキッチンに触れてみられることをオススメいたします。
ショールームに出向かれる際は、キッチンを主に使われる方はもとより、今後使うかもしれない方も連れ添って行かれると良いかもしれません。また同じリフォームに関するお悩みをお持ちの方と集まっていかれても、自分では気づかなかったポイントが見つかることもあるでしょう。
パンフレットで見るのと、実物を触るのでは得られる情報量の多さが違うのは当然ですし、さらには目の前の理想の空間が自分のキッチンにといった心情面での煽動作用も見込まれます。ここでも現実と理想をしっかりと据えて衝動的になってしまい後悔の種を残さないようにすることが肝心です。

3.キッチンリフォームのプロ、施工業者への相談

ここまできたら、およその理想像は固まりつつあると思いますので、実際にその理想を実現するための手助けをしてくれる業者を選ぶことになります。
良いリフォーム業者を選ぶ目安には、施工実績の経験数や実際に施工を行われた方の声などが挙げられます。多くの業者のホームページで確認した上で問い合わせてみましょう。
業者が決まったら設計や打ち合わせ段階では予算や工期といったことを業者を交えて検討することになります。前述にもありますが、リフォームに長けた業者はノウハウや業者にしか分からない部分を持っていますので、ご自身の都合を伝えた上で、業者の意見に耳を貸せるだけの余裕があると良いかもしれません。
またこの段階で当初のプランが変更になることも大いに考えられます。プラン変更に対して理想のキッチンが遠のくマイナスイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、一度工事が始まってしまったらもう後戻りができない、変更が効かない部分もあるため、未然に後悔の芽をつめたとも捉えられます。
業者との間に齟齬のないよう綿密な打ち合わせができるための時間的な余裕を持って臨まれることも大切になります。

キッチンリフォーム後悔まとめ

以上がキッチンリフォームの後悔に関する事例とその解決案のご紹介になります。改めて注意していただきたいのは、まずはご自身の理想をしっかりと固めていただくことかと思います。その上で、専門家である施工業者の意見を取り入れられると、まず後悔することのないリフォームを実現していただけるのではないかと思います。
弊社「木村工務店」ではこのようなリフォームに関するご相談を快くお受けしております。リフォーム関してよく分からなくて心配、本当に後悔することはない?などのお悩みをお客様と共に解決した上で、リフォームのお手伝いができればと考えております。
また地元羽村市を中心に施工した案件に関し高い評価もいただいて参りました。キッチンをより良いものへとお考えの方は、一度ぜひ木村工務店にお声がけいただければと思います。